日本語・日本文学科
講師
井上 裕太(イノウエ ユウタ)
略 歴 | 【学歴】 國學院大學文学部史学科 卒業 同大学院文学研究科博士課程前期 修了、同博士課程後期 修了 【職歴】 神奈川県教育委員会生涯学習部文化遺産課非常勤事務補助員 独立行政法人日本スポーツ振興センター秩父宮記念スポーツ博物館学芸員 公益財団法人野球殿堂博物館学芸員 國學院大學教育開発推進機構兼任講師 | |||
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学 位 | 博士(歴史学) | |||
担当する科目 | 教養演習A・B、キリスト教文化、博物館実習Ⅰ・Ⅱ、博物館概論、博物館展示論、博物館教育論 博物館経営論、博物館資料論、博物館資料保存論、生涯学習支援論2 | |||
専門分野 | 博物館学 | |||
主な業績 | 【著書】 1.『人間の発達と博物館学の課題 新時代の博物館経営と教育を考える』(共著、同成社、2015) :「兼常清佐の洋行記録にみる音楽博物館論―『音樂巡礼』を中心に―」を執筆 2.『ゴールするランナーたち オリンピックと芸術』(共著、学習院女子大学、2017) :「「ゴールするランナーたち」が出品された戦前の展覧会」を執筆 3.屏東菸區産業文化資産網絡資源調査與技術史詮釋初探計畫成果報告『凝視屏東菸區,看見農業科學遺産的技術史之眼』(共著、東華印刷局、2017) :「博物館與地域振興的關係性」を執筆 4.『博物館学史研究事典』(共著、雄山閣、2017) :「音楽博物館論史」を執筆 5.『歴史REALオリンピックに懸けた日本人』(共著、洋泉社、2018) :PART1「オリンピック史を彩るアスリート列伝」を執筆 6.『野球日本代表ユニホーム図録』(共著、ベースボール・マガジン社、2021) :「極東選手権競技大会と日本代表」を執筆 7.『日本音楽博物館論』(単著、同成社、2021) 8.『21世紀の博物館学・考古学』(共著、雄山閣、2021) :「スポーツの展示における「同時代性」―戦前期に開催された野球に関する展覧会を中心に―」を執筆 9.『セントラル・リーグ グリーンブック2022』(共著、アドサービス、2022) :特集 ベースボール温故知新「村山実 引退記念試合ポスター」を執筆 【論文】 1.「音楽博物館の分類と提唱」(『博物館学雑誌』第37巻第2号、2012) 2. 「戦前期における音楽博物館建設運動の原点-東京私立高等女学校協会主催・音楽資料展覧会の影響と意義-」(『國學院大學大學院紀要-文学研究科-』第45輯、2014) 3. 「民族音楽資料の展示と活用-ガムラン楽器の事例より-」 (『國學院大學博物館學紀要』第38輯、2014) 4. 「音楽家顕彰活動における博物館の関わり-秋田県出身の流行歌手・東海林太郎と上原敏の事例を中心に-」(『國學院雑誌』第116巻第5号、2015) 5. 「音楽による地域振興と博物館の役割」 (『國學院大學大學院紀要-文学研究科-』第47輯、2016) 6. 「ポピュラー音楽博物館の過去・現在・未来-美空ひばりと石原裕次郎の展示施設を事例として-」 (『國學院雑誌』第118巻第11号、2017) 7. 「スポーツによる地域振興と博物館の役割-秋田県能代市のバスケットボールを活用したまちづくりを事例に-」(『國學院大學博物館學紀要』第42輯、2018) 8. 「音楽資料の分類と我が国における音楽博物館の特徴」(『現代の図書館』vo.60 no.1、2022) 9.「音楽家顕彰活動における継承と創造-東海林太郎直立不動像の建立と関連事業に着目して-」 (『弘前学院大学文学部紀要』第59号、2023) 10.「日中戦争下の周年事業としてのスポーツ展覧会-昭和14年に阪急百貨店に於いて開催された創始百年記念野球展覧会の特徴-」(『國學院大學博物館學紀要』第47輯、2023) 【研究ノート、その他】 1.「太田太郎の欧米における音楽公共施設視察と音楽研究所の設置」 (『國學院大學博物館學紀要』第39輯、2015) 2.「戦前期におけるスポーツ展覧会の分類と特徴」(『博物館学雑誌』第40巻第2号、2015) 3.「戦前期におけるスポーツ展覧会の在り方-スポーツミュージアムの源流をめぐって-」 (スポーツ史学会・会報『ひすぽ』No.94、2015) 4.『平成27年度「秩父宮記念スポーツ博物館巡回展-2020年東京オリンピック・パラリンピックがやってくる-」展示図録』(スポーツミュージアム連携・啓発事業実行委員会、2016) 5.「秩父宮記念スポーツ博物館の実践例にみるスポーツミュージアムの使命」 (『JOA Times』第39号、2016) 6.「台湾・屏東縣の煙草工場「屏東菸葉廠」の産業遺産としての活用をめぐる考察」 (『博物館学雑誌』第42巻第2号、2017) 7.「離島におけるスタジアムの役割-鹿児島ユナイテッドFCの事例から-」 (スポーツ史学会・会報『ひすぽ』No.97、2017) 8.「サッカークラブの博物館が伝えること-リーベル・プレートとボカ・ジュニアーズの事例を通して-」(スポーツ史学会・会報『ひすぽ』No.99、2018) 9.「音楽博物館の展示現況-ウルグアイとアルゼンチン両国に存在するカルロス・ガルデル博物館とタンゴ博物館を比較して-」(『博物館学雑誌』第44巻第1号、2018) 10.「秩父宮記念スポーツ博物館所蔵品と新潟県ゆかりの選手たち」 (『新潟日報』朝刊、2019年3月9日) 11.「スポーツミュージアムにおける“同時代性”」 (スポーツ史学会・会報『ひすぽ』No.103、2019) 12.「スポーツ博物館リストの精査と更新の必要性」(スポーツ史学会・会報『ひすぽ』No.110、2021) 13.「野球史を題材とした授業における思考力育成」(スポーツ史学会・会報『ひすぽ』No.112、2022) 14.「《スポーツ博物館めぐり 日本編》Vol.55 鯵ヶ沢相撲館~舞の海ふるさと座敷~」 (スポーツ史学会・会報『ひすぽ』No.113、2022) 15.「《スポーツ博物館めぐり 日本編》Vol.56 青森市森林博物館」 (スポーツ史学会・会報『ひすぽ』No.114、2023) 16.「音楽博物館のこれからを考える 顕彰活動に欠かせぬ地域連携」 (『秋田魁新報』、2023年3月8日) | |||
その他 (学会社会活動、講演、受賞等) | 【所属学会等】 全日本博物館学会、東洋音楽学会、日本ポピュラー音楽学会、スポーツ史学会、野球文化學會 東海林太郎音楽館学術顧問、相撲初段 【講演】 1.「オリンピック・パラリンピック歴史講話」(池田記念美術館、2019) 2.「野球の歴史と田端文士たち~正岡子規、押川春浪、サトウハチローほか~」 (田端文士村記念館企画展「子規が打ち、龍之介が泳ぐ 田端の大運動会」関連講演会、2020、新型コロナウイルスの影響により中止) 3.「野球の歴史と清岡卓行」 (高知県立文学館「令和2年度 文学マイスター講座」、2021、新型コロナウイルスの影響により中止) 4.「日本初のプロ野球、芝浦に誕生す ~野球史の中の日本運動協会~」 (港区立伝統文化交流館「令和3年度芝浦歴史講座」、2021) 5.「野球伝来150年 その歴史と文化人たち」 (よみうりカルチャーオンライン講座「よみカルONLINE、2022) 6.「野球伝来150年~日本野球史と弘前~」 (弘前市立中央公民館「現代セミナーひろさき」、2022) 7.「東海林太郎の人と歌-そしてこれから」 (東海林太郎直立不動像建立記念音楽祭実行委員会・東海林太郎音楽館「伝えよう東海林太郎の人と歌-東海林直立不動像建立記念音楽祭-」、2022) 8.「野球150年と文化」(野球文化學會「野球文化學會第6回研究大会シンポジウム」、2022) 9.「日本の音楽博物館の現状と将来について」 (オンライン講演「国際音楽資料情報協会日本支部第72回例会・音楽図書館協議会2022年度研修会」、2023) 【連載】 1.「五輪と日本」(上)(中)(下) (『北海道新聞』夕刊、2017年2月21日~23日) 2.「知ってほしいこんな資料」(89)~(96) (『野球殿堂博物館 ニュースレター』、2018年~2022年) 3.「旅のおと」(1)~連載中 (藍花俳句会『藍花』、2021年~) 4.「ニッポン野球150年」(1)~(3) (『共同通信』、2022年4月6日~5月4日) |
研究テーマ
大衆文化の展示と活用に関する研究
今日では、地域発展の核として、音楽、スポーツ、マンガ等の大衆文化を位置付ける事例が散見されますが、長期的な視野に立って、それらの取り組みを継続的に発展させていくことは容易ではありません。
地域に育まれた大衆文化に関する歴史や風土を具現化し、博物館を通じて文化資源として活用する手法や、地域振興の在り方について、研究を進めています。
オススメの本
書 名 | 論文の教室:レポートから卒論まで | 著 者 | 戸田山 和久 | 出版社 | NHK出版 |
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