文学部 川浪 亜弥子

教授

川浪 亜弥子(カワナミ アヤコ)

略  歴【学歴】
 慶應義塾大学文学部英米文学科卒業、
 慶応義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻修士課程修了、同博士課程満期退学
 リヴァプール大学大学院英米文学研究科修士課程修了、
 ウォリック大学大学院英文学研究科博士課程修了

【職歴】
 東京大学教養学部教養教育開発機構ライティングセンター特任講師、
 弘前大学人文学部非常勤講師、
 弘前学院大学文学部非常勤講師、同大学准教授、同大学教授
学  位  博士(英文学)、修士(英文学)
担当する科目 キリスト教文化、Basic English ReadingⅠ、欧米文学・文化概論B、
 イギリス原文購読、イギリス文学史A・B、Shakespeare in Performance、
 Cultural Studies B、英米文学・文化演習ⅠE・F、ⅡE・F、Presentation Skills、卒業論文
専門分野 シェイクスピア、ルネサンス期の文学・文化、イギリス文学・文化
主な業績【著書】
 Tudor Court Culture:論文”Courtliness and Poetry in Sidney,Lyly,and
 Greene”を収録(共著、Susquehanna University Press、2010)

【論文】
 ”’Pleasing All’:Thomas Heywood’s Preservation of the Bases of Elizabeshan  Theatre”
 (単著、Shakespeare Studies 第34号,日本シェイクスピア学会,1996)
 ”Cicero in Love and Terention Comedy”
 (単著、日本医科大学文学科学紀要第26号,1999)
 ”Christian Aspects in Titus Andronicus
 (単著、弘前学院大学文学部紀要第48号、2012)
 ”Trifle” and the Presence of Robert Greene in The Winter’s Tale
 (単著、弘前学院大学文学部紀要第49号、2013)
 シェイクスピア没後400年 日本におけるシェイクスピア受容をめぐって
 ―翻訳を中心に―
 (単著、弘前学院大学紀要第53号,2017)

 その他、シェイクスピアおよびイギリスルネサンス期の作家に関する研究多数
その他
(学会社会活動、講演、受賞等)
 日本シェイクスピア学会、British Shakespeare Association,
 International Shakespeare Association,Tudor Symposium,エリザベス朝研究会

研究テーマ

 シェイクスピアが活躍したイギリスルネサンス期には、古代ローマの作品が見直され、当時の作家たちに強い影響を与えました。とりわけ、オヴィディウスの作品は『変身物語』を始めとして、ルネサンス期の芸術作品・文学作品に浸透しています。その影響関係を研究しています。

オススメの本

書 名The Remains of the Day著 者Kazuo Ishiguro出版社Faber and Faber

 イギリスの伝統や習慣を強く守り抜く立場にある一人の執事を主人公に据え、伝統的な社会の枠組みという大きな力と個人のデリケートな感情との衝突・葛藤を描いた作品です。