英語・英米文学科
准教授
山本 尚樹(ヤマモト ナオキ)
略 歴 | 【学歴】 武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業 東京大学大学院教育学研究科修士課程教育創発学コース修了 東京大学大学院教育学研究科博士課程教育心理学コース修了 【職歴】 立教大学現代心理学部映像身体学科助教 武蔵野美術大学、立教大学など非常勤講師 | |||
---|---|---|---|---|
学 位 | 学士(造形)、博士(教育学) | |||
担当する科目 | 基礎演習Ⅰ・Ⅱ、心と身体A・B、教養演習M・N、教職教養A・B、小論文演習 教育心理学、教育方法の理論と実践、教育実習(事前・事後の指導を含む) 教職実践演習(中・高) | |||
専門分野 | 発達心理学 | |||
主な業績 | 【著書】 1.「個のダイナミクス」(単著、金子書房、2016) 2.「はじめての造形心理学」(共著、新曜社、2021) 【論文】 1.「乳児期における寝返り動作獲得過程の横断的観察」 (単著 発達心理学研究 第22巻 pp.261-273、2011) 2.「成人男性を対象とした寝返り動作における微視的発生プロセスの検討: 乳児の初期寝返り動作との発達的関連から」 (単著 発達心理学研究 第24巻 pp.358-370、2013) 3.「運動発達の理論的基礎と課題:Gesell, McGraw, Thelen, 三者の比較検討から」 (単著 発達心理学研究 第25巻 pp.183-198、2014) 4.「運動発達の基礎研究は発達支援に対してどのような意義を持つのか?」 (単著 臨床発達心理実践研究 第11巻 pp.32-36、2016) 5.「木工作家の道具の設えと微視的発達: ろくろ挽きによる作品制作プロセスの事例分析」 (単著 生態心理学研究 Vol.14 pp.51-86、2022) | |||
その他 (学会社会活動、講演、受賞等) | 【翻訳】 ジョン・デューイ「心理学における反射孤の概念」 (単独訳 生態心理学研究 Vol.11, No.1, pp.3-19、2018年) 【受賞】 第10回キッズデザイン賞調査研究部門 「遊具におけるアフォーダンスの研究~プレイデザインラボの取り組み」 (研究代表者:佐々木 正人 共同研究者:青山 慶、山﨑 寛恵、西尾 千尋、山本 尚樹) |
研究テーマ
乳幼児は自らの体の動きを様々に探り、そのことを通して身体を取り囲む環境も探索していく。
こうした発達のプロセスは、乳幼児だけでなく絵描きやスポーツ選手、ダンサー等、体を使うエキスパートにも共通するように思われる。 こうした視点から木工作家がどのように製作行為を探り、道具や素材の可能性を探りつつモノづくりを行うのか、主にフィールドワークと映像分析を通して研究している。
オススメの本
書 名 | たくさんのふしぎ | 著 者 | たくさんのふしぎ編集部 | 出版社 | 福音館書店 |
---|
様々な執筆者が、科学、文化、歴史、芸術など、自らが専門としている事柄を子ども向けに解説する絵本シリーズであり、福音館書店より月一冊のペースで刊行されている。 親が購読してくれていたのだろう、子どものころは毎月届くのを楽しみにしていたが、なんと現在も刊行は続いており、今でも気になる題材のものが書店にあると手に取るようにしている。 子ども向けとされているが、各領域の一流の研究者、作家らが、数十ページという限られた紙面の中で自らの研究などを紹介しているため、大人になった今見ても内容の充実さや構成の巧みさに感心する。大人が本気で語るからこそ、子どもも楽しめる、逆に大人が本気でなければ子供も楽しめない、そうした意味でも示唆に富む絵本シリーズである。